仏具紹介

家族の誰かが亡くなった場合、身近な環境で供養したいと考えるのは当然でしょう。最近は部屋の一角に写真や遺品などを置いて、手元供養を行う方が増えています。しかし、故人の幸福を願うのであればやはり仏壇の方が適しているのではないか、という考えから仏壇を用意する方も多いようです。 仏壇といえば、杉や松の木に漆を塗り、金箔で箔押しした金仏壇、塗り仏壇といわれるものが伝統的です。このタイプは直置きのものが多くサイズも大きいため、置くためにはスペースに余裕がなくてはいけません。スペース的にもデザイン的にも和室に置く方がふさわしいのですが、最近は住環境が変化し、広い仏間や和室のない家が増えています。そのため、伝統的な仏壇ではなくどこにでも置けるようなものが選ばれる傾向にあります。 gf1950214106x (1)特に注目されているのが、棚やタンスの上にも置けるコンパクトな仏壇です。モダン仏壇とも呼ばれるこのタイプは、洋室に置いても違和感のない現代的でスタイリッシュなデザインになっています。インテリアとしても十分に通用するデザインのものも多く、家具を選ぶような感覚で探すことができます。 このモダン仏壇は、さまざまなお店で販売されています。安く購入するなら通販サイトがおすすめ。通販ならではの割引価格になっているだけではなく、指定された場所へ配置してくれるサービスもあったりするので安心です。たいていのお店では仏壇を飾る仏具も合わせて購入できますよ。 コンパクトなモダン仏壇ですが、重量はかなりあります。重みに耐えられるものの上に置くようにしましょう。また、素材の劣化を早めてしまうので直射日光の当たる場所や湿気の多い場所も避けましょう。1番大事なのは家族が集まりやすく、毎日手を合わせやすいところに置いておくことです。 神棚は家の中の清浄で明るい場所を選び、目よりも高い位置に、南あるいは東向きに設けます。 神棚の中央には神殿の形を模した神明造りの宮形を置き、一般的には伊勢神宮や氏神の神札を納めます。宮形には一社、三社などの種類があります。一社で複数の御札を納める時は、一番手前に最高位の天照大御神、次に氏神、その奥に神縁のある神社の御札を納めます。三社の場合中央が最高位で、二番目が向かって右、三番目が左側となります。 用意する神具は神鏡、一対の榊立てとお神酒壺、水を入れる水玉、米や塩を入れるかわらけ又は白い小皿です。 神具の飾り方です。神鏡は宮形の正面、階段の上に飾ります。その前に神饌の米、塩、水を供えます。米は洗米または炊きたてのご飯で、山型に盛ります。塩も同様にします。水はその日の初水を入れ、お供えするときは蓋を外します。並べ方は米を中心にして、向かって右が塩、左が水で、あれば三方や折敷を使用します。三方や折敷は縁に継ぎ目がある方を手前にして置きます。その左右の両側に日本酒を入れたお神酒壺を置き、その外側に榊立てを置き、緑鮮やかな榊の枝を挿します。 すべての道具は神具店などで求められます。神棚の大きさにあったものを選ぶようにします。1年間お祀りした御札は新年を迎える前に神社に納め、新しい御札を受けて掃除を済ませた宮形に納めます。 仏壇の価格は、どのような木材を使っているのかと作りの堅牢さなどによって、大きく違ってきます。だいたい、低価格のものでも8000円くらいします。また、かなり高級なもので30万円くらいという相場になっています。また、最近は大きな仏壇よりも小さい仏壇を買う人が多いです。それはなぜかというと、一軒家ではなくマンションで生活する人が多くなったからです。 仏壇の大きさによって、何かが変わるということもないですし、相場を調べて低価格のものでもその中で一番良いと思うものを買えば特に問題はありません。また、高級なものを買っても特に不都合なことはないので結局は少しだけ相場を気にしながら購入すれば特に問題ないということです。 どうしても、仏壇を購入する時に少しでも大きくて良いものを買ったほうがいいのではないかと思ってしまいがちですが、予算よりもかなりオーバーした値段のものを買ってしまうと後で困ってしまう可能性も高いので、しっかりと計算してから買うことが大切です。相場がどれほどのものなのか分からないという場合は、インターネットで詳しく自分で調べる他にも店員さんに聞いていろいろと教えてもらいながら選ぶという方法もあります。まずは、相場をきちんと知るということが大切です。 仏壇を購入するときにはいくつかの注意点があります。 たとえば、仏壇に使用される木材には、黒檀、紫檀などの外国産の銘木やケヤキ、屋久杉などの国産の銘木などの高級なものもありますが、安価な商品では、黒檀や紫檀を薄くスライスしたものを表面に貼りつけて「黒檀調」や「紫檀調」として販売しているものもあります。 何もわからない客にこうした商品を本物と同等の価格で販売している悪徳業者もあるので、事前によく確認することが大切です。 一方、日本には、山形、名古屋、京都などの伝統的な仏壇の産地がありますが、こうしたものは、熟練の技術を持つ職人がこだわりの材料を使用して丁寧に制作しているので、高級品となっています。 これに対して、中国などの海外製は人件費が安くて量産可能なので、安価で購入できます。 悪徳業者は、こうした産地を偽装して販売していることもあるので、よく確認して騙されないようにしましょう。 とはいえ、これらは慣れないとよく見てもわからないので、基礎的な知識として頭に入れておきつつも、予算に見合ったものを勧めてくれる誠実なお店を見つけることが大切です。 また、宗派によって使用できる仏壇の種類が決まっている場合もあるので、事前によく確認してから購入しましょう。 現在では、日本全国の優良な仏壇店を検索できるウェブサイトもあるので、こうしたサービスもうまく利用して信頼のおけるお店を探してみてもよいでしょう。 宗派にもよると思いますが最近では仏壇と神棚両方あるおうちも多いのではないでしょうか(宗派によっては必要ないという教えもあります)。別にいいんですよ。もし、分家であっても神棚ぐらいは置いておいていいと思います。 仏壇を買うタイミングは、分家であって、身内が無くなられたタイミングだと思います。そういう際には仏壇が必要です。あまり高級なものである必要はなく、どちらも大事なのは信仰心です。 ただ、仏壇や神棚にも安くていいものを買うワザはあります。仏壇や神棚の通販サイトは意外と多いものです。たくさんの種類が見つかりますからおすすめですよ。
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