納骨堂紹介:早稲田納骨堂(東京)

少子化によってクローズアップされているお墓の承継問題。そんな中、お墓の形が大きく変わろうとしています。特に管理の手間がほとんどかからない新しいタイプのお墓、納骨堂の人気がどんどん伸びてきています。 納骨堂とは、複数のお骨を祀っている建物のこと。元々はお寺や墓地の一角につくられていたのですが、現在は室内にいくつものスペースを作って夫婦や個人単位で遺骨を収納するタイプのお墓になっています。かなりの敷地が必要になる墓地は、郊外や山の中腹といった住宅街から少し離れた場所につくられるのが基本でした。しかし納骨堂は室内にお骨を納めているので、そこまでの敷地は必要ありません。そのため、都心に近い場所にも増えています。 例えば早稲田納骨堂(東京)。地下鉄東西線の早稲田駅から徒歩2分、浄土真宗(真宗大谷派 本山・京都東本願寺)の龍善寺が直接募集をかけている納骨堂です。アクセスのよさはもちろんですが、供養することを大切に考え、時代に適応する形で良心的に供養できる場を提供しているという点でも優れています。奥の納骨スペースで遺骨を預かってもらえるのですが、参拝時は機械ではなく人の手で遺骨を出してもらうことも可能です。 また参拝室は個室になっているので、ゆっくり静かにお参りできます。お彼岸、お盆などの混雑時は、1部屋を3つのオープンブースにするので長い待ち時間に対するストレスもそれほど感じずに済むでしょう。また、室内にはタッチパネルの操作画面と液晶のモニターが設置されています。このモニターには故人との思い出の写真や動画を映せるので、他の納骨堂とは違った雰囲気でお参りできます。 すっかり主流になっている納骨堂。もし菩提寺があるなら、住職と相談してみるといいでしょう。同じ宗派の納骨堂を紹介してくれることもあるようです。納骨堂を希望する人が増えた結果、お墓のタイプを選べるようにお寺側が納骨堂を新設したというケースもあります。中には見学会を開催している納骨堂もあるので、気になるところがあれば実際に足を運んでみるのが1番です。
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